2011年01月06日
不足の美-其之壱-
茶道に親しみ
日本の
伝統文化に関する
アイテムを
生業にしている
唐草人ですが
日本の奥深さに
感嘆する事が
何度もあります。
ミリタリーでは
ないかもしれませんが
唐草人の私見で
それらを少しづつ
紹介して
いきたいと思います。
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茶道に限らず
日本には「不足の美」と
言うものがあります。
意味は
「不足だからこそ美しい」
です。
何だか
わからないカンジですが
視点を西洋に転ずると
西洋では一般的に
「完全だからこそ美しい」
となります。
なので
どんなに
素晴らしい装飾が
施された品物でも
ヒビや欠けが出来た時点で
「美しくない」として
処分の対象となってしまいます。
ですが
製作者の意図しないところで
傑作とされたモノがあります。

ルーヴル美術館・アフロディーテ
通称「ミロのヴィーナス」
この彫像は
美術の本などに
よく紹介されてますが
発見当時は各パーツが
バラバラでした。
そして腕だけが
見つかりませんでした。
その腕にどの様な装飾が
されていたのか?
あるいは、その手の先に
何を持っていたのか?
で人の想像力が働き
「傑作」とされています。
目の前に見えてるモノは
それ以上を語りませんが
一部分を隠すことで
想像力が働きます。
人の想像力は無限なので
それにうったえるのが
「不足の美」です。
但し。。
何でも隠せば「良い」
ではなく
見えてる部分が
完璧に近いと言う
条件もあると思います。
チャンチャン
(´∀`)ノ by 唐草人